2010年1月 9日 (土)

西松違法献金 石川議員ら証拠隠滅か 強制捜査前後に資料搬出 (産経新聞)

 西松建設から民主党の小沢一郎幹事長側への違法献金事件に絡み、東京地検特捜部が昨年3月に強制捜査に着手した際、民主党の石川知裕衆院議員(36)らが、小沢氏の資金管理団体「陸山会」や石川氏の事務所にあった大量の書類を別の場所に運び出していたことが5日、関係者への取材で分かった。ゼネコンからの陳情書類など事件関係のものがあったという。石川氏側はこうした事実を全面否定しているが、特捜部は書類の内容や運び出しの時期から、証拠隠滅を図った可能性もあるとみているもようだ。

 特捜部は昨年3月3日、陸山会などが西松からの企業献金をダミーの政治団体から受けたとする政治資金規正法違反容疑で、陸山会会計責任者だった小沢氏の公設第1秘書、大久保隆規被告(48)=公判中=を逮捕。東京・赤坂の陸山会の事務所を家宅捜索し、関係資料を押収した。

 特捜部はさらに、同月中旬以降、複数回にわたり、平成16年まで小沢氏の秘書で陸山会の会計事務担当だった石川氏を参考人として事情聴取した。

 関係者によると、石川氏や小沢氏の元秘書らは強制捜査が入る数時間前、陸山会の事務所から大量の書類を段ボール5箱に詰め、元秘書の車に保管。翌3月4日には東京・永田町の衆院議員会館の石川事務所にあった書類などをバッグに入れて、段ボール箱と一緒に別の場所に運んだという。

 運び出されたのは、西松や鹿島などゼネコンの営業担当者の名刺やゼネコンからの陳情書類などで、国発注の胆沢ダム(岩手県奥州市)工事に関する資料も含まれていたとみられる。

 検察側は昨年12月の大久保被告の初公判で、被告がゼネコンから陳情を受けて「天の声」を出し、献金を要求していたと指摘。被告が「おたくらが取った胆沢ダムは小沢ダムだ」と語ったとされる西松幹部の供述調書を読み上げていた。

 胆沢ダムをめぐっては、小沢氏側が16年と17年に水谷建設から工事受注の成功報酬として計1億円の裏献金を受けたとされる疑惑があり、特捜部は石川氏が関与した疑いがあるとみている。また、政治資金収支報告書に記載されていなかった陸山会の16年の土地購入費と裏献金疑惑との関連を調べている。

 書類運び出しについて、石川事務所は産経新聞の取材に「そのような事実はございません」と回答。裏献金疑惑については、石川氏が特捜部の任意聴取の際、否定したとされる。

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2010年1月 8日 (金)

「座敷わらし」の宿「復活」へ 全国から「手紙」「支援金」(J-CASTニュース)

 「座敷わらし」が出る宿として知られる岩手県の金田一温泉緑風荘が全焼して3カ月たったが、各地から励ましの手紙や電話が寄せられている。「ぜひ復活を」という声も強く、そのための支援金集めも始まり、経営者も「再建」を決意した。

 岩手県二戸市の金田一温泉緑風荘は300年以上の歴史があり、幸運をもたらすという「座敷わらし」が出るので有名だ。よく現れる「槐(えんじゅ)の間」という部屋は常に予約で埋まっていた。ここの座敷わらしは南北朝時代に6歳で亡くなった亀麿(かめまろ)だと言われている。宿を営む五日市家の先祖にあたり、守り神として大切にされてきた。

■「2〜3年ぐらいで再建したいです」

 「座敷わらし」をひと目、見たいと、全国から宿泊客が訪れていたが、緑風荘は2009年10月4日に火事で全焼した。宿泊客21人、従業員9人が全員無事だったのは不幸中の幸いだったとはいえ、代々、大切にしてきた宿を失い、自宅もなくした代表の五日市洋さんの落胆ぶりは相当なものだった。

 そんな五日市さんに、全国のファンから1000通以上の励ましの手紙が届いている。また泊まりに行きたいとか、一度も泊まったことがない人は再建したら行ってみたいというものが多い。宿の電話は通じないので、観光協会を通して電話してきたり、五日市さんのところに尋ねてきたりする人もいるそうだ。

 奇跡的に火災を免れ、地元では亀麿くんが逃げ込んだと言われている亀麿神社に、年始にたくさんの人が参拝に訪れた。沖縄から来た人もいた。

 五日市さんは、

  「お客さんに犠牲者が出たら宿をたたむことを考えましたが、たくさんの応援をいただいたこともあり、宿を建て直すしかないと決意しました。また一からやっていこうと思っています。まだ片付けも終わっていなくて先が見えないですが、2〜3年ぐらいで再建したいです」

と話している。

■月末になると必ず支援金を振り込むファン

 ただ、再建するにはかなりの資金が必要で、五日市さんは「自分たちだけでは無理だ」という。

 ファンが集う「亀麿会」では支援金集めを始め、3カ月で330人以上から振り込まれた。1000円の人もいれば、10万円、20万円の人もいて、金額はさまざまだ。月末になると必ず振り込む人もいる。

 会長の内山正朗さん自身も緑風荘の大ファンで、8年間で130泊している。座敷わらしにも何回も会っているそうだ。「非日常的な場所」であるとともに、宿のスタッフが家族のようにもてなしてくれて、心休まるという。

 内山さんは、

  「支援金は少なくてもいいので1人でも多くの方に支援していただけたらありがたいと思います。そして1日も早く宿が再開することを願っています」

といっている。


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